エボニー材 ピックガード製作日記






木材購入

まずは木材購入。これがなければ始まりません。WEBから¥1000ちょっとで購入。 幅110×長さ500×厚み8。ちょっと厚いかも知れないけどまぁいいだろう。 ついでに実家じゃないので工具が全然ないから、糸ノコとヤスリも購入。「さぁ、やるぞ!!」



1つ目オリジナル・バージョン

ミスをすることも考慮し、2つ製作することにしました。 材は50cmもあるからね。深夜にギィ〜コ、ギィ〜コ。隣人の皆様すみません。 エボニー固いなぁ〜と思いながら一気に削りだす。専用の機械があればきっと「あっ」という間なんだろうな・・・と 思いつつも久し振りの大工仕事が妙に楽しい。



2つ目ダキスト・バージョン

同じモノを2つ製作するのはつまらないので、ダキストのピックガードを真似てストレートなモノも作ることに。 オリジナルの形に比べるとなんて楽な削り出しなんだろう。しかし、2つ目ともなるとノコギリを持つ手がプルプルしてきます。 おまけに黒檀の削りカスは細かくて喉が痛くなってきました。作業終了後、鼻をかんだら茶色かった。 沢山毒を吸った1日でした。



ちょっとヤスリをかけてみる。

240番のヤスリを板にくくりつけ(本当はかまぼこの板を探していたのですが、ウチではかまぼこは食べないので、っぽいモノを使用) ちょっと磨いてみる。すると効果は一目瞭然。これは良い!と思いつつもこの日は作業終了。 今のところこんな感じ。



ハプニング

240番のヤスリをかけ、さぁ細かいヤスリをかける前にビス穴をあけよう!としたとたん。 「ピキっ」って。。。。オリジナル・バージョンのネックに近い部分のピス穴から亀裂が。。。 一旦亀裂が入ったらもう遅い。木目に沿ってバキっといってしまいました。 恐るべしエボニー材。 これは今回の製作で一番の大失敗。(マイナス10点)これで少し手を加えなければ装着出来なくなってしまった。 もし、また製作することがあればビス穴は削り出す前に開けようと思う。 とりあえず修正し(少し小さくなった)再度240番でヤスリがけをし、1200番で磨き終わったところ。 まだ若干、表面がボコボコしている。



ヤスリがけ〜あと少し

再度240番で丁寧にヤスリがけ。 今回は前回の過ちを犯さぬようマスク着用です。(暑い・・・・) その後400番、1200番と時間をかけて磨いていった。 表面はサラサラで非常に満足いく仕上がり。黒檀のこまかい削りカスを綺麗に拭き取り、 クリスタルコートというスプレーを3回薄く塗っていった。ベランダでやっていたが、 塗料の匂いで頭痛が・・・・。 集中力が切れた最後の吹きつけで少しダマが出来てしまった(しくった・・・マイナス5点) 失敗して覚えていくんですよ(汗)



完成

フジゲンに合わせてみて、どちらを採用するかを選択。 何回も合わせてみたが、やはりフジゲンにはオリジナルの大きいほどが似合うようだ。 ダキスト・タイプの方は少し長さが短かったのかも知れない。次回は構想の段階で、もっとイメージを作っておくことが 大事だと痛感・・・・。何はともあれ!これで完成。結構満足しております。 ハトサブレみたいで美味しそうでしょ。ココア味なんです(笑)



取り付け

どう、取り付けるかが問題、一回割れた為にサイズが合わないのだ。 ホームセンターへ行きビス、ナット、ゴムホースを10cm。ピックガードの下に支えを置くため、 ゴム製&スポンジ製の円形のクッションを購入。いざ取り付けスタート。 「うっ!ビス穴が小さい」・・・・・特に1回割れたネック側のビス穴は恐る恐る開けたので3mmも通らない。 もう一度、ホームセンターへ走り精密ビス2mmを購入するも、これも通らない。これは穴を広げるしかない! と作業を始めてしばらくした時、「ピキっ」・・・またしても亀裂が入る(マイナス5点)が今回は塗料を塗っていたせいか、 まだ割れていない。ここで割れたら失敗に終わるので丁寧に穴を開け2mmが通りました。 ズレているビス穴は使い古しのピックをカットして、ボディとピックガードとを繋げた(無理やり)



出来たぞ!

やっとの思いで完成した。とりあえず製作成功!80点!しか〜し、パっと見は気付かないけれど亀裂が気になって仕方ない。 やはり、もう一度作り直したいと密かに思いつつも、ルックスは結構良い感じで満足。 前のモノより若干厚みがある為、1弦を弾く時に少し狭い感じがしますが、まぁ慣れれば変わらないでしょう。 また気が向いたら作ろっ。今度は自分でオリジナルの形を作ろうと思う次第であります。


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